タイ人を雇用するには?

1.失業率・ジョブホッピング

現在タイの失業率は0.7%前後ですが、バンコクや近郊の工業地帯はさらに人手不足です。賞与は12月1回の企業も多いため、10月頃からはほぼ退職しないので、10月以降はいい人材の確保は難しくなります。また転職のたびに給与が上がるため、頻繁にジョブホッピングします。その為人材紹介会社が大繁盛しています。設立時の採用は人材紹介会社(成功報酬2か月分給与)を利用せざるを得ませんが、タイ人スタッフが面接できるようになれば、ネット系求人サイト(タイ語のみ)の利用をおすすめします。

※現在コロナ渦で失業者は多いと思われますが、専門職については離職が少なく、新規募集しても応募はそれほど多くないようです。

2.スキル

日本語を話せる人材はほとんどいないため、希望給与は高額(8万バーツ程度)となります。英語を話せる人は日本人よりも多いので、英語でのコミュニュケーションがおすすめです。また総務と経理を両方できるものは少なく、経理は専門職なので、総務業務を兼務させると辞めることが多いので困りものです。

3.シックリーブ(病気休暇)

タイにはシックリーブという制度があり、年間30日まで有給休暇として認められます。3日以上連続の場合は医師の診断書が必要となっていますが、逆に2日までは不要ですので、この制度を悪用しようとするものもいます。有給休暇はこれとは別に労働者保護法で、継続して1年以上勤務した労働者は1年に6労働日以上与えられえます。

4.タイ人とはどんな人ですか?

いいところとしては、①親日であり、日本人に敬意をもって接する人が多い、②家族的な結びつきが強い、③義理人情に厚い、年上を敬う、④仏教への信仰心が篤い、⑤国王様への忠誠心が篤いなどが挙げられます。どうかと思うところは、私見ですが、①問題が起こるとすぐに「マイペンライ」で済ます、②プライドが高く怒られたくないから、かなり適当な言い訳をする、③めんどうな仕事はやらない、面倒なことを頼むと全て後回しにする、④時間感覚が乏しい、スケジュールや納期を計算して仕事ができない、といったところでしょうか。

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